読書感想文:モブプログラミング・ベストプラクティス[Mark Pearl]

先日、TDDワイワイモブプロ会に参加してきました。
社内にもこの活動を伝える為、モブプロの知識を深めたいと思いモブプロ会でも紹介されていた
モブプロ本を読んでみることにしました。

読んだ上で、この本で何が得られるのかを書き留めておこうと思います。

TDDワイワイ会についてはこちらからどうぞ

どんな本か


モブプログラミングを導入したい、導入していて悩んでいる。
なんて人が手に取ると気づきがあるHOW TO本。

実際にモブプログラミングを運用しなくても、ソフトウェア開発者であれば働き方の気づきが得られる。
例えば、7章ではなぜソフトウェア開発が遅延するのかを解明している。
8章では新人エンジニアに対するマインドセットも提案されている。

ちなみに原題は

Code with the Wisdom of the Crowd

Get Better Together with Mob Programming
Crowd(群れ)の知恵を持ったコード。というシャレた題名。フクロウ可愛い。

何が得られるのか

・ソフトウェアをチーム開発する際の注意すべき点
・モブプログラミングの運用手順(初級者~中級者向け)
・モブプログラミングの躓きポイント
・上司、ステークホルダー向けの説得のための定量化方法

併せて確認したいサイト等

本書は参考としてURL記載が非常に多い。
下記のPDFを参照すると、すぐにそのURLへアクセス出来て便利。

The Pragmatic Bookshelf:Code with the Wisdom of the Crowd
ここから、いくつかの章の原文がPDF形式で拾える。
2019/05/04確認時点では、1章・5章・6章の原文はPDFで取得できる。

寸評

開始日    :2019/05/01
終了日    :2019/05/04
選択した行動 :主に自宅で、寝る前に1時間程度の読書
誰とやったのか:1人
得られた快楽 :9/10点 運用にあたっての注意点など、気になる点が消化できた。
感じたやりがい:10/10点 マインドセットはモブプログラミング以外でも役立つ
やる前の期待値:8/10点 導入に関するTIPSがあると嬉しい。

結果

モブプログラミングの導入・運用が明快化した。
ひとまずはこの手順をなぞって実践していきたい。
ソフトウェア開発者としてなぜプロダクトが遅延するのか、といった事も書かれているので
あるある感が得られて心地が良かった。

内容について

読み切る目安時間

3時間~4時間程度。
ライトな文章なので結構サクサク読めると思います。

各章の内容

主に後から読み直すための引き出しとして活用したい。
どんな事が書いてあるのかを、単語ベースで並べていく。
特に、運用していくときの壁に当たった時どこを読み直すべきかを書いておきたい。

1章

モブプログラミングの定義
ペアプログラミングとの違い
成果の計測方法の例

2章

準備と対象者
ツールの運用
モビングレシピ
役割の説明
振り返り方-シンキングハット

3章

マインドセット
性格テスト

4章

軌道修正
取るに足らない仕事と、クリエイティブな仕事
ビギナーとエキスパート
モビング手探りの場合どう解決すべきか

5章

「モビングを定例化するために必要な物」を揃える方法
開発を遅らせる原因
モブプロの設備レイアウト
騒音問題
チームルーム
「安物買いの銭失い」{Penny wise, pound foolish}

6章

チームニーズ ⇔ モビングニーズ のリンク
個人のニーズ ⇔ チームニーズ のリンク
モビング ⇔ スポンサー のリンク
開発手法の違いによる適応範囲とプロセスの改善
毎日のスタンドアップミーティング
コードレビュー
GitHubの共作者
2本足の掟:「学習」「貢献」を感じられないので、2本の足を使って去る。という事
モビング時間の合わせ方
お見合いしてなかなかモブが始まらない問題
疲労への対処・予防

7章

フローの概念の説明・高速道路
フロー効率とリソース効率の詳細
何故開発は遅れるのか:仕事をするために必要な情報が揃っていない
急な割り込みに対する対処:バットマン
もし中座したいときは?:戻る目安時間を宣言する。

8章

モビングを続けるうちに起きやすい変化
成功を維持する秘訣。
新メンバーとタックマンモデル
経験あるエキスパートへの対処
モビングが遅いと感じた時
ステークホルダへの売り込み
モブプロのエントロピー:ニーズに合うか確認する

まとめ

一貫して大事なのは、事象は思いを認識し合う事と、実験的な行動だということが分かります。

モブプログラミングはどんな開発手法でも取り入れることができる
問題vsチーム。という図式なので仲間意識が高くなりやすい
モブプロはフロー効率を重視している
最初は本書ベースで運用していくけど、問題ごとに適宜修正・調整が必要
特に、クリエイティブな仕事は難しい

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